【剣盾レベル1ダブル】とてとてのレベル1統一大会W 使用構築

「w」は「ダブルユー」つまり「UU」って意味らしいです。見た感じ「VV」だけど。

 

 

【はじめに】

こんにちは~!!優藤サキだよ~!

先日(三か月前)、 とてとて様 主催のレベル1ダブルに参加させて頂きました!

レベル1統一かつダブルバトルという未経験の対戦ルールは学ぶことが非常に多く、後学のために構築記事という形で思考の跡を残すことにしました。

公開するのが遅くなってしまいましたが、最後まで読んでいって頂けると嬉しいです~!

 

【今回参加させて頂いた大会について】

 

参加させてもらった大会の概要は上のツイートをご参照くださいませ。

特筆事項としてGO産ポケモンの使用努力値振りが許可されていることが挙げられますね。

このルールが環境にどれくらい影響を与えるかは未知数ですが、考察がんばっていきたいところ。

さあどんな構築にしようか。

 

【構築ができるまで】

とりあえずいつも通りの採用は確定。二匹ともダブル適正があるポケモンなのでレベル1でも問題なく運用できそう。ミミッキュはトリル要員、エルフーンは追い風サポート要員かな。

でもって残りの4匹はどうしよう…。レベル1ルール・・・しかもダブルともなると全く経験がないぞ…。二匹しか決まっていないのにいきなり壁にぶち当たったの草じゃん。

そんな時は先行研究を頼るにかぎる。そこで前回のレベル1シングル大会の構築を作る際に参考にしたブログを再度訪れてみることに。このブログ様はレベル1ポケモン限定大会を定期的に開催されているうえ、大会の使用率や構築記事などを記事にまとめて下さっているのだ。

過去記事を読んでいるとレベル1ダブルの大会の結果報告記事を発見。しかもありがたいことに構築記事がたくさんあるみたい。

無断リンク大変申し訳ありません。問題があれば削除いたします。)

すると複数の構築で採用されていた「軽業を発動させたでサポートしつつ、のワイドフォースを通していく」というコンボが強そうだと感じた。イエッサン♀の強さはいつものダブルでよーく知っていることもあって、この二匹を採用することに。

これで4匹が埋まった。こうやって並べてみるとフェアリー×2、エスパーと見るからにが苦手なメンツが揃っていることが分かる。となると対枠を設けたいところ。格闘地面よりも、範囲技の使い勝手のよいタイプで採用したいな。

そこでレベル1ルール最強のを採用することにした。晴れ下の熱風や噴火で押していくぞ。

でもって6匹目である。はじめは葉緑素を採用して葉っぱカッター噴火の範囲技で押していく案を検討した。だけど・・・。

うーーーーーん。これだとタイプにめっちゃ弱くないか?リーフィア6匹目案は白紙にしたほうがよさそう。

じゃあ6匹目誰入れるんだよ。明らかな弱点とかないのか?

えーーーーと・・・。前述したみたいにウインディコータスキュウコンとかの炎勢にゴリ押しされそうだなこれ…。それにマンタインラプラスとかの水勢への打点も不足してる気がする…。

じゃあ6匹目はタイプとタイプに強いやつ入れたらいいわけだ。

そこで目についたのは前回大会で使用しヒートロトム。そういやこいつ電気タイプにもなれるよな…?電気タイプってことは炎にも水にも強いよな…?

こんな感じで6匹目が決定。

これで構築が完成した!レベル1ダブルは全然分からないけど、強そうな構築ができたんじゃないか…?

ていうかが最後に採用されて構築の穴を埋めてくれる展開どっかで見たな…。

 

【レベル1ポケモンの育成についての補足】

レベル1ポケモン努力値の仕組みは少々複雑で、種族値によって努力値36振れば実数値が1上昇することもある一方、努力値を252振っても実数値が変化しないこともあります。そのためこのルールの努力値振りは、実数値がなるべく高くなるよう努力値を振ると実数値が上昇するステータスを特定し、努力値510を全体に振り分け、実数値を無振りの状態から可能な限り高くする作業になります。

またレベル1の状態だと性格の上昇補正はステータスに反映されない(下降補正は反映される)ため、6匹とも無補正で採用しています。

 

☆イエッサンをなぜ♀で採用したかの説明を兼ねたレベル1ポケモン努力値事情

下に記したのはイエッサン♂♀それぞれの各実数値を1上げるために必要な努力値。赤字は252を超えた努力値を要求されるため、努力値を振ると無駄になってしまう箇所。

 メス:H 116 - ✖ - B156  - C316 - D236 - S396

 オス:H196  - ✖ - B236 -  C236 - D316 - S316

 

ここで注目してもらいたいのは♂の努力値。イエッサン♂は努力値を振ることでHとBとCの三か所の実数値を上げることができる。しかし三つの努力値を合計すると668になってしまう。つまり実数値を上げることができるのは事実上二か所のみ。

このことを踏まえて♂♀それぞれの理想実数値を比較すると

    f:id:sakiyouto:20221003033532j:image

上のような結果となり、合計実数値はメスの方が“1”だけ高くなることがわかる。

 

そんなわけで今回の構築では実数値の合計が高く、耐久数値の高さゆえ場持ちの良い♀を採用することにした。

ちなみにC実数値を8にできる、アンコールやトリルを覚えるなど、♂にしかない長所はちゃんとあるためオスは採用する意味がないというわけでは決してない。

 

【個別紹介】

ミミッキュ@命の珠 

実数値:13(236)-7(0)-7(36)-✖(0)-8(236)-7 (0)

特性:化けの皮

技構成:影打ち/じゃれつく/ドレインパンチ/トリックルーム

 

初めはトリル要員として運用するつもりで育成した。そのため持ち物をルームサービスで採用する世界線があったが、非トリル下での有用性も重視したため珠での採用と相成った。

当初はアギルダーダイマ枠として運用する予定だったが、途中で化けの皮を盾に無理やりダイマを通していく動きが強いと気づき、ミミッキュに結構な回数ダイマを切った。

ダイマエースとしての採用ではなかったためゴースト技が影打ちになっている。サイコフィールドとの相性が最悪だったり、ダイホロウの火力が低かったりと色々な弊害が生じていたが、先制技が役立った盤面もあったので何とも言えない。ちなみドレパンはマジで役に立った。レジギガスにポリ2、カビゴン、ジュラルドンあたりをダイナックルで貫けるのが本当に偉い。なおトリックルームは一度も使ってないが、ダイウォールの元技として大いに役立ったので入れておいてよかったと思う。

対面性能を押し付けていく立ち回りはレベル1ルールでもつよい。ミミッキュ最強。

 

エルフーン@気合のタスキ

実数値:13(196)-✖(0)-7(0)-7(60)-7(76)-8 (148)

特性:悪戯心

技構成:ムーンフォース/追い風/挑発/手助け

 

タスキで耐えて二回補助技を打つランクマにもよくいる型のエルフーン。レベル50のエルフーンと使用感があんまり変わらなくていい感じ。

挑発を入れたいのにサイコフィールドが邪魔して打てない…みたいな事態はちょいちょい起きていたが、一番挑発を入れたいギガスドガスのドガースにはしっかり入れることができていたので、まあいいかなって感じ。

反省点は手助けをあまり使いこなせていなかったこと。レベル1ポケモン同士のダメージ感覚なんかある訳がないので、手助けが有効に働くか判断できなかった節がある。

そんなにいっぱい選出した訳でもない上、レベル50のときと役目がそこまで変わらないので書くことがあんまりない。ひげぴよCUPといい、扱いが雑では?

 

ウオッシュロトム@リンドの実

実数値:12(0)-✖(0)-7(0)-8(236)-8(220)-7(0)

特性:浮遊

技構成:ハイドロポンプ/10万ボルト/サイドチェンジ/あまごい

 

パーティ登録直前に前回大会で使用した火ロトムを流用すれば「に弱いしへの打点も足りてないじゃん」問題が解決することに気づき採用。きみは水ロトムとして戦う日が来ると分かっていてルアーボールに入っていたんだね……転生前はヒートロトムだったのに

前述の採用理由の通りコータスウインディなどの勢、ラプラスとマッチングしたときは積極的に投げるようにした。対枠として優秀すぎてミミッキュの次に多くダイマを切ったと思う。ついでにキョダイバンライで麻痺にならないのも安心感があってよかった。

技構成は役割を遂行してもらうためのドロポンと10万ボルト。雨乞いはコータスをメタるつもりで入れたがなんか違った。実際一度も打たなかったし。この枠には悪の波動を入れてダイアークを打てるようにしておけばよかったなと思った(イエッサンへの打点にもなる)。もしくはハイボや破壊光線を搭載してダイアタックを打てるようにしてもよかったかもしれない。サイドチェンジは使う場面が結構あった。地割れを透かした時は気持ちよすぎてどうにかなりそうだった。

持ち物のリンドの実は発動機会が何度かあったが、後述のコータスをスカーフにして、こっちにオレンを回したほうがダイマエースの耐久確保ができてよかった気がしなくもない。まあこれは結果論だけどね。

ちなみにBも220振れば実数値を1上げることができる。だが環境に特殊型のポケモンの方が多くなると予想したのでDの実数値を上げることを優先させた。

 

   

   ウワーッ!!なんて技持ってやがる!!!!

 

   

   んほおおおおおおおおおお!!!きもちええええ!!!(はしたねえ)

 

アギルダー@サイコシード

実数値:13(36)-✖(0)-6(0)-7(0)-7(196)-8(0)

特性:軽業

技構成:虫のさざめき/アシッドボム/マッドショット/破壊光線

 

当初はこいつをダイマさせてダイアシッドでCを上昇させたり、ダイアタックで相手のSを下げたりしてイエッサンのサポートをするつもりだった。しかし、初戦で打ったダイアタックの火力があんまりにも低すぎたうえ、ダイマせずともイエッサンのサポートは十分できることに気づいたため、ダイマは後続のミミッキュや水ロトムに割くようになった。

技構成はイエッサンへの明確な打点になる虫のさざめき、S操作ができてコータスに抜群が取れるマッドショット、火力補強用の毒技アシッドボムダイマ中にS操作をするため採用した破壊光線。大会開始前にこいつ以外にダイマを割くべきだと気づいていたら、破壊光線の枠は雨乞いで採用していたと思う。うっかりしていたことにこの構築はイエッサンへの打点が思いっきり欠けているので、イエッサンを相手にするときはこいつを丁寧に動かす必要がある。

ちなみに数値が13-7あってサイコシードのD上昇もあるので、特殊面の耐久は結構信用できる。加えてこの大会だけでダブルウイングを二回避けた。強すぎる。

信用不可ダイアタックの火力。このルチャがサイコシードでD上がっていたのもあるが。

 

イエッサン@きのみジュース

実数値:13(116)-✖(0)-7(156)-7(0)-8(236)-7(0)

特性:サイコメイカ

技構成:ワイドフォース/マジカルシャイン/マジカルフレイム/猫騙

 

ワイドフォースを打っているだけで目の前のポケモンの体力がゴリゴリ削れていく。マジでポケモンおもろい。そのうえ耐久数値もしっかりあるので場持ちもいい感じ。神か?

マジカルフレイムを覚えるおかげで鋼にはダイバーンを打てるのもえらかった。やることがなくなったときに打てばCをゴリゴリ下げていけるのも便利。一方で悪打点のつもりで入れたマジカルシャインは全然打たなかったので別の技にしてもいいかもしれない。ちなみに猫だましを使う機会は何度かあった。打った相手を具体的に挙げるとトゲキッスとかドガースとか。でも正直守るとかを入れた方が便利だったと思わなくもない。う~ん何ともいえねえや。

このルールの最強アイテム・きのみジュースを支給したのに見合うだけの働きをしてくれた。「あぁ…イエッサンの体力がこんなに少なくなっちゃった…」と絶望するたびに発動して体力が全回復する。マジで神。きのみジュースは救済に足り得ます。

 

コータス@オレンの実

実数値:13(116)-✖(0)-8(0)-7(0)-7(116)-6(116)

特性:日照り

技構成:噴火/熱風/大地の力/欠伸

 

使用率一位だけあって強かった。やっぱり噴火や熱風など天候補正が入った範囲攻撃で押していくのは無難に強い。だがその分メタ(雨乞いリオルとか)も回りまくっており、選出しにくく感じる場面は多々あった。

オレンを持たせて場持ちの良さを上げるよりもスカーフを巻いて上から殴りやすくしたほうが使いやすかったかもしれない。でも噴火を打つ前に殴られた場合でも体力を回復してから噴火を打つことができるので、コータスとオレンのシナジー自体は結構あるように思う。

 

【戦績】

 10勝1敗で一位!!!やったね!

    

    やったね!

 

【振り返り】

1. 大会について

今回の大会は身内だけでなく、レベル1バトル界隈の猛者の方々も参加されていたようです。参考にした大会の優勝者さんも参加されていてびっくり。そんな方々に通用する構築を組めたことをおれは誇らしく思うね。

 

努力値振りが許可されていたことでルチャブルアギルダーの同速勝負(S実数値8)がしばしば発生していた。レベル1無振りルチャブルのS実数値が、レベル1無振りアギルダーのS実数値がのため、努力値振りが許可されている今大会ならではの事態だったわけだ。

 

あとGO産が解禁されていたおかげでレベル1カイリューやレベル1マタドガスなどの中々お目に掛かれないポケモンを観測できて楽しかった。おれはマッチングしなかったがレベル1リザードンやフシギバナなんかも環境にいたらしい。

 

2. ダイマエース事情について

    

前述の通りミミッキュに結構な回数ダイマを切っている。行動保障+珠で安心感は抜群だった。次いで多くダイマを切ったのは水ロトム。こっちは対炎性能が抜群。

今考えてみるとマッドショットとアシッドボムで十分役割を遂行できるのに、アギルダーダイマ枠にしようとしていたのは、参考にした構築に意識を引っ張られ過ぎていた感がある。参考元と取り巻きや技構成が異なるため、運用方法を柔軟に変化させた方が安定することに早い段階で気づけてよかった。

ちなみにコータスダイマさせて押し切ろうとした一戦は、雨乞いリオルで綺麗にいなされて敗北している。やはりトップメタだけあってしっかり対策されてましたね。

 

3.賞品の自慢

   

   優勝の賞品に色カイオーガさんをもろたよ。由緒正しい紫色違い。

 

【おまけ:大会配信の紹介】

VS.ひげぴよ さん

 

めちゃくちゃ綺麗にアギルダー・イエッサンが刺さった一戦。アギルダーのマッドショットとアシボがいい具合に活きた。追い風下のコータスアギルダーに抜かれた時のリアクションは何回も見返しちゃうくらい完璧。あとおれはミラボレアスらしい。誰。

 

VS.青いみかん さん

 

なんとエルフーンミミッキュダイマ合戦が拝める。「エルフーンでおれに勝とうなんざ100万光年早いwww」とイキってたけど、大会終了後のエキシビションマッチでおもいっきり負けた。ゆうとうのざぁこざぁこ。

 

なかよし さん

 

おれたちのなにき。マッチングはしなかったけど個体調達のお手伝いをさせて貰ったので宣伝をするよ。みんな見ようね。ダイマ飴食べさせてなかったり自己再生のPP増やしてなかったりと多重事故が起きててマジでおもろい。

 

【おわりに】

ここまでのご閲覧本当にありがとうございました!

レベル1ダブルの構築記事はそこまで多くないので、この記事がレベル1ルールでダブルバトルをしようとしている人の助けになればいいな~と思ってます。

改めまして主催のとてとてさま、並びに対戦して下さったみなさま本当にありがとうございました!

アギルダーはスピードスワップとエレキネット覚えていいと思います。

 

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